ドラマ「すべてがFになる」5話のネタバレあらすじ結末まとめ
ドラマ「すべてがFになる」5話[前編]
ドラマ「すべてがFになる」5話のみどころ
原作シリーズでは最大の謎と言われ、ドラマタイトルにもなっているエピソード『すべてはFになる』が、ドラマ中盤でもう登場するという贅沢さ。それだけで期待が高まってしまいますね。1話冒頭でいかにも意味ありげに数分登場し、多くの謎を残したままお預け状態だった真賀田のストーリーがようやく展開されるということで、何とも楽しみです。また、舞台が孤島ということでのロケーションや、人工知能が存在するらしい研究所内などが、どんな映像になっているのかにも注目したいと思います。
ドラマ「すべてがFになる」5話のネタバレあらすじ結末まとめ
2014/11/18 放送
【起】ドラマ「すべてがFになる」5話のあらすじ1
ゼミ旅行のキャンプという名目で、研究室のメンバーとともに真賀田四季(早見あかり)のいる真賀田研究所のある孤島を訪れた萌絵(武井咲)と犀川(綾野剛)。真賀田家の私有地であり、船の定期便もなく研究所以外の施設もないこの島でのキャンプが許されたのは、四季の叔父で研究所の所長である新藤清二(冨家規政)と萌絵の叔母とが知り合いだったからでした。四季は14歳の時に両親を殺害するも心身喪失状態だったとして裁判で無罪になり、以後15年間この研究所の地下に幽閉されながらも、研究所のすべてのプロジェクトを統括していると言われる天才プログラマー。島に着くと、萌絵と犀川の二人は見学のためさっそく研究所へと向かいます。
【承】ドラマ「すべてがFになる」5話のあらすじ2
その頃、研究所地下1階の四季の部屋の前室・モニタールームでは、副所長の山根幸宏(利重剛)、主任研究員の島田文子(山田真歩)、監視員の望月俊樹(柳憂怜)と長谷部聡(寿大聡)の4人が、四季からの応答がなく困惑していました。季節毎に、誰とも連絡を取らない1週間の定期休暇を取る四季とは、休暇明けは朝からオンラインミーティングをする決まりでしたが、この日は連絡が取れずにいたのです。扉のロックを解除しようとしますが、なぜかシステムエラーが起きていて解除もできません。
そこへ訪れた萌絵と犀川。ロビーに通され、外出中だという新藤所長に代わって応対した山根から、人間の声の指示に反応する研究所の全管理システム〈デボラ〉や、〈P-1(ピーワン)〉という運搬用のロボットについて説明を受けます。そこへ、四季からの緊急コールが鳴ったという連絡が望月から入り、慌ててモニタールームへと向かう山根に萌絵と犀川もついていきます。モニタールームはシステムエラーで扉のロックが解除できないまま警告音が鳴り続き半ばパニック状態。山根は駆けつけた新藤の妻・裕見子(藤吉久美子)に指示を仰ぎますが、裕見子が判断を下す前に、突如システムが勝手に動き出しドアロックが解除されます。そして開いた扉の奥からウエディングドレスを着た四季が出てきます。呼びかけに反応せずにドアの外へと進み続ける四季の顔を見て気を失う裕見子。滑るように廊下へと出ていこうとする四季を呆気にとられて見送りかける一同でしたが、〈P-1〉に乗って動いていると気づいた萌絵が声をあげ、山根が〈デボラ〉を緊急再起動させ、四季の乗った〈P-1〉はモニタールームを出た廊下で停止します。そこにちょうど研究所の産業医・弓永富彦(小須田康人)もやってきて、死亡が確認される四季。そのとき、システムの再起動が完了し電気がついて明るくなった周囲を見回して、弓永は開いたままの四季の部屋の扉に気づき、急いで閉めるように長谷部に指示します。そして四季の遺体は手足が切断されており、四季は殺されたのだと言う弓永。閉めた扉の内側に、犯人がいるに違いないと一同は考えます。
【転】ドラマ「すべてがFになる」5話のあらすじ3
意識が戻った裕見子をエレベーターに乗せ、3階の部屋に連れていく弓永。残された山根ら所員4人と萌絵たちは警察に連絡しようとしますが、電話もインターネットも外部との連絡が取れない状態に。犀川はこのシステムの不具合は研究所内部の人間の犯行ではないかと推測します。新藤が外出で使用中のヘリコプターの無線からなら外部に連絡できるということで、新藤の帰りを待つことに。
その間に山根たちから話を聞く萌絵と犀川。望月と長谷部は、四季の部屋には、裁判直後に新藤が何度か出入りした以外は15年間誰も入っていないと証言します。入口は1つしかなく、その扉は24時間、人とカメラで監視されており、開閉も外のPCからしかできません。また弓永によると、四季は死後2,3日が経過しているとのことでした。萌絵は、四季の手足が切断されたのは積載量の制限が30kgの〈P-1〉に乗せるためだったと気づきますが、犀川はそれよりも、四季しかいないはずの部屋の中に四季以外の誰かがいたということが最大の命題だと言います。
ヘリコプターの音が聞こえ、萌絵は山根とともに屋上のヘリポートへ。新藤はアメリカから来日した四季の妹・真賀田未来(早見・二役)の迎えに行っていたのでした。山根から事情を聞かされ、警察に連絡するよう頼まれた新藤は、電波が悪い場合は再び浮上するからと、未来を先に館内に連れていくよう山根に託します。萌絵、山根、未来の3人はエレベーターで3階へ。エレベーターの扉が開くと、そこには弓永が待ち構えていて、裕見子から未来をゲストルームヘ案内するよう頼まれたと連れて行き、萌絵と山根はそのまま地下へと戻ります。戻った萌絵とともに、休暇中の1週間の監視カメラの映像や建物の図面を確認する犀川。大きな搬入物は扉前で厳重にチェックされ、小さな物の受け渡しに使うポストは人が通れないサイズ。さらに、すべてのドアの開閉を記録する〈デボラ〉により、50人ほどいる他の所員たちは全員自室から出ていないことも確認されました。
新藤が到着してから30分経ってもエレベーターで降りてくる気配がないことを不審に思った萌絵と犀川は山根とともに屋上へ。新藤はヘリの中で座ったまま背中を刺されて死んでおり、無線も破壊されていました。やって来た裕見子は取り乱し、弓永により自室で休まされます。
【結】ドラマ「すべてがFになる」5話のあらすじ4
地下に戻り、四季の休暇開始以降、新藤以外誰も外出していないことを〈デボラ〉の記録で確認する犀川。つまり犯人はまだ研究所内にいるということになる一方で、四季の部屋の中に閉じ込めているはずの犯人が屋上で新藤を刺したという矛盾に気づく山根たち。警察に連絡がつかない中、山根は四季の部屋の中を調べることを決意しますが、中に入ってみると3部屋に分かれた室内はすべて無人でした。血痕もなく、切断した手足はリビングのダストシュートに捨てられたのだろうと推測する萌絵。一方、四季のPCを調べた島田は、現在バージョン4を使用している〈デボラ〉のバージョン6が完成した状態で残されているのを見つけます。そして、ほかのファイルはすべて削除されている中、今日のところに予定の入ったカレンダーだけが残されており、その予定には「すべてがFになる」と書いてあるのでした。以前四季に面会した際に、同じ言葉を言われたことを思い出す萌絵。そこに裕見子と弓永がやってきます。勝手に室内に入ったことを怒る裕見子。そのとき、壁の向こうから物音がし、山根がその壁に埋まっているボタンを見つけて押すと、四季の声で応答が。その声は「ミチル」と名乗り、それを聞いた裕見子は激しく動揺します。萌絵と犀川の求めに応じるかのように壁が扉となって開くと、中には動くロボットが…。