ドラマ「すべてがFになる」3話のネタバレあらすじ結末まとめ
ドラマ「すべてがFになる」3話「封印再度[前編]」
ドラマ「すべてがFになる」3話の見どころ
未解決の50年前の事件と新たに起きる事件があるということで、両方の謎解きが複雑に絡む展開を期待したいと思います。過去と現在を行き来する展開になりそうなのでどんな演出になるのかも楽しみです。また、1、2話では容疑者の一人だった喜多が、悪意のないレギュラーキャストとしてどんな役回りになるのかも気になります。ドラマのムードメーカーになりそうなおもしろいキャラクターなので、出番が多いといいなと個人的には思っています。
ドラマ「すべてがFになる」3話のネタバレあらすじ
2014/11/04 放送
【起】ドラマ「すべてがFになる」3話のあらすじ1
建造物調査のため、仏画師の一家が住む古い日本家屋を訪れた萌絵(武井咲)と犀川(綾野剛)。その香山家では50年前、当時の当主・香山風采が中から閂(かんぬき)を掛け密室だった蔵の中で胸を刺され死亡する事件が起きていました。血を流して倒れていた風采の傍らには、香山家の家宝である壺〈天地の瓢(こひょう)〉と〈無我の匣(はこ)〉が。壺には風采の血痕が付いていました。凶器が見つからず、匣の鍵は壺の中で取り出せないため、警察は匣を壊して中を確認しようとしますが、数日前に風采から、絶対に匣を開けてはいけないと言われていた息子の林水に阻止されます。結局事件は自殺として処理されました。
萌絵から事件の話を聞き、萌絵の真の目的が歴史的建造物の調査ではなくこの壺と匣だと気づいた犀川は渋い顔。萌絵はそんなことはおかまいなしで、香山家使用人の吉村益男(すわ親治)に壺と匣を見せてくれるよう交渉しますが、現在の当主である林水(横内正)の妻・フミ(真野響子)ににべもなく断られます。一方で林水の息子・多可志(橋洋)は、メンテナンスの煩わしいこの家を売却しようと不動産業者を招いていました。
別の日、萌絵と犀川は、萌絵の叔父・捷輔(吉田鋼太郎)とともに、林水の長女で漫画家のマリモ(原田夏希)と食事をします。実は、捷輔の妻とマリモが知り合いだったことから、マリモの口利きで萌絵たちは香山家の調査ができたのでした。仏画師の仕事を嫌い、林水と大喧嘩して実家を出たというマリモですが、壺と匣への興味で萌絵と意気投合し、萌絵たちが壺と匣を見られるよう手配してくれることに。
【承】ドラマ「すべてがFになる」3話のあらすじ2
約束の日、萌絵と犀川は再び香山家へ。仕事でスランプに陥っているというマリモも来ることになっていました。17時頃に到着した萌絵と犀川は吉村の案内で離れに向かう途中、林水がアトリエにしている例の蔵から多可志が出てくるところに出くわします。離れの客間に通された二人は、1時間ほど遅れて来るというマリモを待ちますが、マリモはなかなかやってきません。
18時、多可志の妻・綾緒(赤間麻里子)は息子の祐介(橋來)が掌に赤い絵の具を付けて蔵から出てくるのを見つけ、林水の邪魔をしないように注意しますが、祐介は「おじいちゃんもういないよ」と言います。19時になっても蔵から出てこない林水を夕食だと呼びに行く多可志ですが、返事はなく蔵の扉は中から閂が掛かっていて開きません。20時頃、吉村が軽食を持って行ったときも同様でしたが、林水が仕事に没頭すると返事もないのはよくあることでした。
21時、部屋でマリモを待つ萌絵は犀川に、県警の鵜飼(戸次重幸)から拝借した50年前の事件の資料を見せていました。当時警察は、匣を開けないかわりに壺と匣のX線写真を撮っており、壺の中には鍵が写っていましたが、匣の中は空でした。そこに綾緒の悲鳴が聞こえ、萌絵と犀川が蔵に駆けつけると、蔵の床には血の海ができていて、そばには匣と血の付いた壺がありましたが、林水の姿はありません。
【転】ドラマ「すべてがFになる」3話のあらすじ3
やって来た鵜飼は香山家の人々から話を聞きます。最後に林水の姿が確認されたのは萌絵たちが到着した午後5時頃の、多可志が蔵を訪れたときでした。そこへ、マリモが病院へ運ばれたという連絡が。萌絵と犀川は多可志・綾緒夫婦とともに病院へ駆けつけます。マリモは19時頃、香山家へ向かう途中にある橋の上で倒れているところを発見されていました。頭を打ち、命に別条はないものの意識が戻らないマリモに、多可志と綾緒が交代で付き添うことに。マリモの車は無傷のまま橋の上に停めてあったといい、不可解に思った萌絵と犀川は、明け方、その橋に向かいますが、萌絵と犀川が橋に着くと、その下の河原に鵜飼たちの姿が。河原に林水の遺体が打ち上げられていたのです。
【結】ドラマ「すべてがFになる」3話のあらすじ4
香山家の座敷に集まったフミ、多可志、綾緒、吉村とともに、萌絵と犀川は鵜飼たちからの報告を聞きます。林水の死因は胸の刺し傷による失血死で、死亡推定時刻は18時から21時の間、凶器は見つかっていません。蔵の血痕は確かに林水のもので、さらに林水は即死ではなく20分は存命していたようとのことでした。
祐介が言ったとおり、18時の時点で林水が蔵にいなかったとすれば、その前に刺され、運び出されていたことになるし、そうだとすると19時と20時の時点で蔵の中から閂を掛けていたのはいったい誰だったのかということになる、と疑問を投げかける萌絵を黙って睨み付けるフミ。「やっぱりこの家は呪われている」と言う多可志。「蔵が血まみれで旦那様が死んだ、50年前の事件と同じだ」と言う吉村をフミは厳しい語調で制します。
部屋に戻った犀川は萌絵に、密室や犯行の目的は重要ではなく、この事件でただ一つ50年前の事件と共通している点、つまり当主の刺された現場に壺と匣がある、というのがこの事件の最大の命題だと言うのでした。
庭に出た萌絵と犀川は、林水が運び出されたとしたら通るだろう裏門の付近で、マリモが吸っているタバコと同じ銘柄の吸い殻を見つけます。二人が鵜飼と、林水を襲い連れ出したのはマリモではないかと話しているところへ、マリモが病院から姿を消したという連絡が入るのでした…。