ドラマ「すべてがFになる」1話のネタバレあらすじ結末まとめ
ドラマ「すべてがFになる」1話「冷たい密室と博士たち[前編]」
ドラマ「すべてがFになる」2話のネタバレあらすじ
【起】ドラマ「すべてがFになる」1話のあらすじ1
神南大学工学部建築学科3年の西之園萌絵(武井咲)は、工学博士の真賀田四季(早見あかり)とモニター越しに面会していました。真賀田は多重人格者で、15年前に両親を殺害して以来、孤島にある真賀田研究所に幽閉されていながら、世界最高の頭脳を持つと言われる天才プログラマーでもある謎多き人物。極端に思考が飛躍する傾向のある萌絵に興味を示した真賀田は、面会の別れ際、また会えるかと訊ねた萌絵に、「すべてがFになったら」と意味深に答えるのでした。
萌絵が神南大学の犀川研究室に戻ると、犀川創平(綾野剛)が西之園家の人脈を使って真賀田に面会した萌絵を羨ましがります。犀川は建築学科の准教授で、神南大学の総長だった亡き萌絵の父の教え子でもありました。4年前に萌絵の両親が亡くなった飛行機事故の現場にも萌絵とともに居合わせており、幼い頃から犀川を知る萌絵は犀川に恋愛感情を抱いています。
【承】ドラマ「すべてがFになる」1話のあらすじ2
土木工学科の第一人者・木熊京介教授(平田満)の実験を見学するため、低温実験室のある極地環境研究センターに赴いた犀川と萌絵。実験よりも「極地研の神隠し」と呼ばれる2年前の木熊研究室の学生失踪事件に興味を持つ萌絵に呆れる犀川。
極地研では、犀川の中学からの同級生で木熊研究室の准教授・喜多北斗(小澤征悦)が二人を出迎え、低温実験室を案内します。マイナス20℃にもなり、通常の服装では10分と意識が持たず、実験時の防寒服を着ても30分程度が限界の室内。実験室の奥には非常口のある実験準備室と外につながる搬入室が続いていました。
実験の直前、所属する弓道部の先輩で木熊研究室の学生・服部珠子(吉谷彩子)と再会する萌絵。珠子は萌絵に、実験後の打ち上げに参加するように誘います。
【転】ドラマ「すべてがFになる」1話のあらすじ3
実験が始まり、喜多とともに技官・八川善太郎(佐伯新)のそばで窓越しに見学する萌絵と犀川。途中、喜多はメールチェックのため一時席を外します。
実験は木熊と助教の市ノ瀬里佳(市川由衣)が教授室から、学生の船見真智子(松山愛里)と荒井正直(戸塚純貴)が実験室内別室の計測室から窓越しに見守る中、同じく学生の丹羽健二郎(菊田大輔)と珠子が防寒服に身を包み、一人ずつ30分交代で実験室と実験準備室で作業を行い、無事に終了。
一同は、冷却を切った実験室内で打ち上げパーティーを始めますが、丹羽と珠子の姿がありません。喜多が、ふだんは鍵をかけていない実験準備室へと入る扉が中から施錠されていることに気づき、木熊が持っている鍵でドアを開けると、実験準備室の中には、背中にナイフが刺さった状態で死んでいる珠子が。さらにその奥の搬入室には同じく背中にナイフの刺さった丹羽の死体がありました。非常口は中から施錠され、搬入口のシャッターは壊れて開かないという密室状態でした。
捜査にやってきた神奈川県警の鵜飼大介(戸次重幸)は、研究室の面々に事情聴取をする一方、萌絵が県警本部長の姪だと知って萌絵と犀川には早々に帰宅許可を出します。捜査状況が気になる萌絵ですが、犀川は、自分たちがすべきことではないと取り合いません。しかし、珠子と丹羽が周囲に内緒でつきあっていたことを知った萌絵は独自に関係者への聞き込みを始めます。
【結】ドラマ「すべてがFになる」1話のあらすじ4
1週間後、萌絵の捜査に一向に興味を示さない犀川のもとへ実験データを届けに来た喜多とともに極地研を訪れた萌絵は、建物の外観を見て、計測室の隣に空間があることに気づきます。計測室の奥のダクトスペース、その計測室側の入口は長い間、棚で塞がれていました。中に確認に入った萌絵、喜多、市ノ瀬は、ミイラ化した遺体を発見します。遺体は2年前に失踪した木熊研究室の学生・増田潤でした。
後日、鵜飼からこっそり捜査資料を見せてもらう萌絵。増田の死因は睡眠薬服用による自殺と判断されていました。失踪当時精神を病み、「しか」とつぶやく姿が何度も目撃されていた増田のPCが残されていると知った萌絵は、夜、誰もいない極地研に忍び込み、増田のPCを探し出して〈Shika〉というファイルを見つけ、データのコピーをとります。その後何者かの足音を追い、低温実験室へ入った萌絵は、防寒服とヘルメットで全身を覆った何者かに室内に閉じ込められてしまいます。マイナス20℃の実験室の中で萌絵の意識はみるみる薄れていくのでした…。