ドラマ「すべてがFになる」4話のネタバレあらすじ結末まとめ

ドラマ「すべてがFになる」4話「封印再度[後編]」

この映画を無料で観る

ドラマ「すべてがFになる」4話のみどころ

前編ではひたすら謎が深まるばかりだった事件の全容が解明される後編の謎解きに、かなり期待値が上がっています。犀川が行うという「実験」もどんなものなのか、気になるところです。
全体的にはシリアスなストーリー展開の中、ちょこちょこと挟まれる萌絵と犀川のコミカルな掛け合いや、とぼけた感じの鵜飼のシーンなども魅力のひとつになっているドラマだと思うので、合間のそういったシーンの充実も楽しみにしたいと思います。

ドラマ「すべてがFになる」4話のネタバレあらすじ

2014/11/11 放送

【起】ドラマ「すべてがFになる」4話のあらすじ1

入院中のマリモ(原田夏希)の失踪を受けて、再び香山家の座敷に集合した萌絵(武井咲)・犀川(綾野剛)と香山家の人々に、県警の鵜飼(戸次重幸)らは、吸い殻の件と、昨夜マリモが発見された橋の上に停まっていたマリモの車が、屋敷に向かうのとは反対方向を向いていたことを報告します。萌絵は、マリモが昨夜、屋敷に来ていた可能性があると言い、マリモが不仲だった林水(横内正)を殺害し遺体を運んで川に捨てたという仮説を披露します。その場合、蔵の中に共犯者がいた可能性があると香山家の人々を疑うような萌絵の発言に憤慨する多可志(高橋洋)。鵜飼も、屋敷の売却の件で林水に反対されていた多可志には殺害の動機があると畳みかけ、その場は険悪なムードに。
その後、庭で遊んでいた祐介(高橋來)が電池切れで動かなくなったロボットを「もういない」と言うのを見て、何かに気づく犀川。さらに犀川は、蔵が絵の保管のため、エアコンで空調が効くよう密閉構造に改築されていることも確かめます。

【承】ドラマ「すべてがFになる」4話のあらすじ2

そこに綾緒(赤間麻里子)の悲鳴が聞こえ、萌絵と犀川が駆けつけると、裏庭にある使っていない空の井戸の底に多可志が落下していました。意識が朦朧とした多可志がマリモの名前をつぶやいたため、一同がマリモを捜す中、萌絵と犀川は蔵の前で祐介に出会います。「マリモさん、もういないよ」と言う祐介の言葉を聞き、蔵に駆け込んだ犀川と萌絵は、手首から血を流して倒れているマリモを発見します。その傍らには、警察から返された後、フミ(真野響子)が奥の部屋で保管していたはずの壺と匣が。
病院で意識を取り戻したマリモは、萌絵と犀川、鵜飼らに昨日からの事情を説明します。昨夜18時頃に屋敷に着いたマリモは、蔵から血まみれで出てくる林水に遭遇し、家族を呼ぼうとするも林水に制止されたため車で病院へ運ぼうとします。ところが林水は橋の上で車を停めさせると、橋から飛び降りてしまったのでした。林水を止めようともみ合いになった際に頭を打って意識を失ったマリモは目覚めた後、父の死の原因は自分だと怖くなって病院から逃げ出しますが、祖父・風采と同様に壺と匣の因習のせいで林水が死んだと思ったマリモは、壺と匣をどこかへ捨ててしまおうと屋敷にやって来ます。しかし壺と匣を運んでいるところを兄である多可志に見つかり、止める多可志を振り切った際の勢いで多可志が井戸へ落ちてしまったのでした。井戸の底で動かない兄を見て死んだと思ったマリモは絶望し、蔵で自殺を図ったのです。
マリモの話を聞いた犀川は萌絵に、壺と匣を見に行こう言い、二人は再び屋敷へ。萌絵が壺の中を覗くと鍵が見えました。すでにすべての謎が解けている犀川は「もうすべて終わりにしよう」と言います。

【転】ドラマ「すべてがFになる」4話のあらすじ3

夜。蔵の外に、大事なく退院した多可志を含めた香山家の全員を集めた萌絵。犀川は実験を始めると言って、祐介に、蔵の中にいる鵜飼を呼んでくるように言います。素直に蔵の中へ入って行くも、すぐに出てきて「刑事さん、もういないよ」と言う祐介。一同が蔵の中を見ると、そこには血のりをつけて倒れたふりをした鵜飼が。この実験で、幼い祐介の「いない」は「動かない・死んでいる」の意味であり、昨夜祐介が蔵から出てきた18時頃には林水は蔵の中で倒れていたということが証明され、マリモの証言とも整合性がとれることに。そして密室の謎は、誰かが中にいて閂(かんぬき)を掛けたのではなく、密閉性の高い蔵の中で、エアコンを嫌い電気ストーブで暖を取っていた林水が負傷して外に出る際にストーブを倒して消してしまい、急速に室内が冷却されたことで起きた空気の収縮による自然現象でした。さらに犀川は、林水は自殺だったと言います。壺と匣の謎は香山家の当主が代々背負うものであり、その謎が解けたとき風采も林水も自殺した、あの壺と匣はそういうメカニズムの物であり、それがメッセージなのだと言う犀川に、多可志は自分はそんな運命を辿るのは嫌だから謎を教えてほしいと懇願します。壺と匣を壊して代々続く呪いを終わりにしたいという多可志の言葉に、「私は許しません」と言ったのはそれまでずっと黙っていたフミでした。
フミは萌絵と犀川だけを奥の部屋に通し、壺と匣の秘密を部分的にだが知っていると告白し、林水が胸を刺したとき一緒に蔵の中にいたことを認めます。林水の死の3日前、匣が開いたところを林水に見せられ、中に入っていた″凶器″を手にした感想を「温かかった」と言うフミ。フミは、林水は仏画師として父・風采の背中を追い続け、求め続けた謎の答えをやっと見つけてようやく極みに達し、死をもって自らの芸術を完成させようとしたのだと言いますが、犀川が、林水は死の直前に逡巡したのではと問うと否定はせず、しかし林水が血を流している場面を思い出して微笑み、うっとりします。なお問いただそうとする萌絵ですがフミの一種異様な雰囲気に言葉が出ず、結局は黙ったままの犀川に従います。そして二人は、フミから壺と匣を譲り受けるのでした。

【結】ドラマ「すべてがFになる」4話のあらすじ4

後日、犀川研究室。萌絵が見守る中、壺に熱湯を注ぎ入れる犀川。さらにその壺の湯を匣の上蓋の穴から中に注ぎ込みます。萌絵が壺を確認すると、壺の中にあったはずの鍵はなくなっていましたが、実は匣の鍵穴はフェイクで、湯の温度でストッパーが曲がって匣の蓋は開くのでした。そして匣の底には湯に沈んだナイフがありました。実は壺の中の鍵は60℃でも溶ける易融合金という特殊な金属で作られており、熱湯を注ぐことによって溶け、その易融合金が溶け込んだ湯を蓋の穴から匣に注ぎ込むと、匣の中にはナイフ型のくぼみがあって溶けた金属がそこに沈殿し冷えて固まると凶器になるという仕組みになっていたのでした。使ったナイフを再び壺に戻し熱湯を注いで溶かすと、壺の底には鍵の形をしたくぼみがあり、冷え固まって鍵ができたらあとは冷めた湯を捨てれば壺の中に鍵だけが残るというわけなのでした。取り出したナイフは温かく、フミの顔が浮かんだ萌絵は、逡巡した林水が自分で自分を刺せたのか疑問に思いますが、それを確かめることはできない、指紋が残らないシステムの凶器なのだと犀川は言います。萌絵は匣の蓋を閉じ、秘密は再度封印されたのでした。

すべてがFになるの全話ネタバレあらすじ結末まとめ