ドラマ「Nのために」2話のネタバレあらすじ結末まとめ
ドラマ「Nのために」2話
ドラマ「Nのために」2話のネタバレあらすじ
【起】ドラマ「Nのために」2話のあらすじ1
2000年夏。成瀬（窪田正孝）の母・瑞穂（美保純）が家出して実家に帰ってしまいます。売却することにした家業の料亭「さざなみ」の経営悪化で、以前から父・周平（モロ師岡）との夫婦仲は冷え切っていました。もっと早く店に見切りをつけていれば。中毒や火事でも起こしていたら父ももっと早く諦めがついたかもと言う成瀬に、高野（三浦友和）は眉をひそめます。
一方、希美（榮倉奈々）は新聞配達で貯金しつつ、奨学金を貰って東京の大学へ進学しようと準備していましたが、書類上は裕福な父・晋（光石研）に養われていることになるために、応募条件を満たせず申請が出せません。参考書を探しに行くという成瀬と一緒に本土の書店に行き奨学金の本を何冊も買う希美。これだけたくさんの種類の中からなら、受けられる奨学金があるはずと希望を持ちます。
【承】ドラマ「Nのために」2話のあらすじ2
希美が帰宅すると、そこには大量のブランド品や高価な化粧品を買ってきた母・早苗（山本未來）が。いまだ裕福だった頃の暮らしが忘れられない早苗は、店頭で勧められて作ったクレジットカードで大量の買い物をしていました。困った希美は晋を訪ねますが、晋が金を出すわけもなく、希美は貯金していた20万円ほどのバイト代のほとんどを支払いに充てます。ATMの前で一人涙を流す希美。
目に見えて落ち込む希美ですが、家ではさらに早苗が、内緒にしていた進学関係の資料を見つけてしまい、一人にしないでとすがります。取り乱して外に飛び出し、「おうちに帰りたい」と泣きながらもとの自宅に向かって走り出す早苗を必死に止める希美。その様子を、希美を心配してやってきた成瀬は目撃してしまいます。
いつまでも立ち直れない早苗を見て、あの家がなくなれば諦めがつくのではと思い詰めた希美は大量のライターオイルを買い込みますが、出くわした高野に自転車のカゴに入れた買い物袋を見られてしまい、逃げるように立ち去ります。
夜、父と愛人の住む自宅のガレージ前で、火をつけようとする希美を止めたのは成瀬でした。「辛いから全部無くしたい」と泣き崩れる希美に、卒業したら島を出ようと言うことしかできない成瀬。
翌朝、家の前がオイルまみれなのに気づく晋と由妃（柴本幸）。高野は希美を訪ね、昨日あっちの家に行ったかと聞きますが、希美は行っていないと嘘をつきます。そんな中、ついに応募できる奨学金を見つけ喜ぶ希美。この奨学金で絶対に島を出ると心に誓います。
【転】ドラマ「Nのために」2話のあらすじ3
その夜、引っ越しを明日に控え荷造りを進める成瀬父子。周平が買い物に出て一人になった成瀬の目に入ってきたのは、希美から取り上げたライターオイルでした。
しばらくして駐在所の電話が鳴ります。不在の高野に代わって電話に出た妻・夏恵（原日出子）は「さざなみ」火事の一報に現場へ駆けつけます。中に成瀬と周平がいると聞き、燃え盛る炎の中に入っていく夏恵。周平を救出した夏恵は、制止を振り切り、成瀬を捜しにさらに店の奥へと入って行ってしまいます。その後、遅れて現場へ到着した高野が見たのは、すすだらけで意識を失い救急車に乗せられる夏恵の姿でした。
その頃、山の上から火事に気づいた希美も現場へと走っていました。現場から少し離れた対岸で、茫然と火事を見つめる成瀬を見つけた希美は、黙って成瀬に寄り添い、手をつなぎます。そこへ成瀬を探していた高野らが駆けつけますが、言葉に詰まる成瀬を見て、奨学金の書類を渡すために火事の前から一緒にいたと嘘をつく希美。高野の車で周平の病院へ向かおうとする成瀬に奨学金の書類を渡してしまいます。そして何かを成瀬の耳元で囁くのでした。
焼け跡からライターオイルの缶が見つかり放火の噂も広まる中、希美と成瀬はそれぞれ警察の事情聴取を受けますが、一緒にいたと嘘をつき通します。高野から疑いの目を向けられていることを感じた希美は、電話してきた成瀬に「もう話さない、今までありがとう」と伝え、泣きながら決別するのでした。
【結】ドラマ「Nのために」2話のあらすじ4
2014年。西崎（小出恵介）には、奈央子（小西真奈美）のために殺人を犯しただけだと話をはぐらかされた高野は、安藤（賀来賢人）に会いに行きます。殺された野口貴弘（徳井義実）の直属の部下だった安藤は、貴弘の死により出世コースに乗り、10年間の海外赴任から帰国したところでした。しかし安藤にも話をはぐらかされます。ただ、高野が「N」について訊ねると、安藤は自分にとってのNは希美だと答えます。
一方、桐野繭子（伊藤裕子）と建築事務所を共同経営する希美は、安藤から高野が会いに来たというメールを受け取ると即座に、会社を辞めたいと繭子に申し出るのでした…。
