ドラマ「おやじの背中」第5話のネタバレあらすじ結末まとめ

ドラマ「おやじの背中」第5話 「ドブコ」

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ドラマ「おやじの背中」第5話の主な出演者、登場人物

丸井三冬(堀北真希)
丸井 正(遠藤憲一) 
佐々木勝(溝端淳平)
静 香(谷村美月) 
丸井弓子(薬師丸ひろ子)

ドラマ「おやじの背中」第5話のネタバレ、あらすじ

【起】ドラマ「おやじの背中」第5話のあらすじ1
正義感あふれる女性警察官、丸井三冬と悪役専門役者の父・正。芸名を「鬼頭勇人」という。
三冬は父の悪役役者という仕事を好ましく思っていなかった。

三冬は幼い頃からアダ名を「ドブコ」と呼ばれていた。
父の昔の当たり役が「ドブネズミ」というチンピラの役であったことが理由だった。

ある日、三冬は幼馴染で警察の同僚でもある勝と一緒に食堂にいた時、三冬が結婚式のお祝いは何がいいかと勝に尋ねると
「結婚式なんだけど、出ないで欲しいんだよね」
と勝に突然言われてしまう。
もう結婚式に行くためにドレスを買ってしまったという三冬に勝は、結婚相手が三冬の参加を嫌がっているからという理由であった。
三冬は残念そうにしながらも、
「結婚式にでなくても友達は友達だからさ。小学校からの腐れ縁だし」
と言うと勝は、
「友達っていうのも結婚したらやめてほしいって言われている」
と渋々三冬に告げた。驚きのあまり開いた口も塞がらない三冬だった。

【承】ドラマ「おやじの背中」第5話のあらすじ2
この出来事を母に告げると、母は父・正に告げ口した。
父・正は勝を呼び出し説教をしたのだった。

それを知り怒った三冬は父を見つけ出し、街中で父を取り押さえてしまったのだ。
警察の制服を着て身内と喧嘩した三冬は上司にこっぴどく怒られてしまった。

父は三冬の仕事終わりを待っていた。
帰り道、謝る父に三冬は、
「もういいって言ってるでしょ!自分の気持ちぶちまけたって面倒くさい奴って嫌われるだけじゃない」
と言い放つ。父は嫌われたくないから言いたいことを言わないのはおかしいと言い返した。しかし三冬は、
「父さんと違ってみんな嫌われないように必死で生きているんだからね!」
と反論した。
すると突然父は意識を失って倒れ救急車で運ばれてしまう。

【転】ドラマ「おやじの背中」第5話のあらすじ3
テレビの物語の世界でいつも斬られて、現実世界にはケロっと帰ってくる父。
いつでも戻ってくるのが当たり前と思っていた三冬は父が帰ってこないかもしれないと初めて感じ強い不安に襲われた。
幸い父は軽症で、後遺症もなく済んだ。

安心していた三冬に勝は、
「お前の父ちゃんのあの告白が最後の言葉になるかと思ったよ」
と話した。父の告白とは、斬られる役ばかりだったけど、一度だけ自分から斬ったことがある、ということだった。

父にそれを尋ねた三冬。父は照れくさそうに、
「斬られた相手は覚えていないよ」
と言うと三冬は、
「覚えているよ。斬られたの私だよね?」
と返した。

小学生の時、一緒にお風呂に入ろうとねだった三冬を父は断った。それっきり父娘でお風呂に入ることはなかった。
父から娘との入浴を切ったのだった。
理由は、いつか娘から断わられるのが怖かった。だから先手を打ち、先に切ったとのことだった。
三冬は、
「斬られるの慣れてるじゃん」
と言うと父は、
「お前、別だよ。だって本物だもん」

【結】ドラマ「おやじの背中」第5話のあらすじ4
三冬は現実が突然変わっていくことが怖かった。
当たり前に父と入っていたお風呂が続かなかった。勝との友情関係も続かなかった。
そして父が倒れてもう戻ってこないと思った。
「私がいいて思うことは、ずっとずっと続かない」
とぼやく。父は、
「そりゃ、生きてるからだよ。人はいずれ死ぬ。変わんのが嫌だって怖がっててもしょうがねえよ」
と答えた。

後日、三冬は勝を呼び出し、おもちゃの剣で勝負をし見事に斬られたのだ。三冬は勝に抱いていた淡い思いも切ったのだ。
そして三冬は言った。
「バイバイ、私の友達。バイバイ、何も変わらないと思ってた私の子供の時間」

父は娘との帰り際、
「今の幸せを続けたくて誰かを切ってしまうんだよ。人ってそういうもんなんだよな」
そして父は頷いたあとさらに、
「今度は逃げずに切られてやるからな。見事に斬られてやるからな」
と言って、鼻歌を歌いながら先に行ってしまった。
そんな父の背中は無防備すぎて、三冬は切れないなと思った。
しかしそれでもいつかあっさり切ってしまうのかと考え深げに思った。

初めて父に来た斬られる以外の普通の役。花嫁の父の役だった。
バージンロードを歩く父の涙は止まらなかった。

ドラマ「おやじの背中」の全話ネタバレあらすじ結末まとめ