ドラマ「すべてがFになる」6話のネタバレあらすじ結末まとめ

ドラマ「すべてがFになる」6話

ドラマ「すべてがFになる」6話のみどころ

前後編の解決編ということで謎解きがとにかく楽しみです。真賀田研究所のセットはかなり重厚に作りこまれているので、その映像を観るのも楽しみの一つですね。四季/未来二役の早見あかりは前編ではほとんど出てこなかったので、後編でどんな演技が見られるのかにも期待したいと思います。また、所員役で前作の朝ドラ『花子とアン』に出演していた山田真歩や、たけし軍団の柳憂怜(柳ユーレイ)も出ていて、あ、なんかどこかでこの役者さん見たことある! みたいな地味—な発見もドラマ通の視聴者には楽しみかもしれません。

ドラマ「すべてがFになる」6話のネタバレあらすじ

2014/11/25 放送

【起】ドラマ「すべてがFになる」6話のあらすじ1

山根(利重剛)や裕見子(藤吉久美子)らとともに四季(早見あかり)の部屋の奥に隠し部屋を見つけた萌絵(武井咲)と犀川(綾野剛)ですが、中にいたのは人工知能を持ち「ミチル」と名乗るロボットだけ。犀川は「ミチル」と聞いて激しく動揺した裕見子に「ミチル」が誰なのか訊ねます。「ミチル」は四季が大切にしていた人形でした。15年前、四季の両親である真賀田夫妻の部屋だったこの場所で夫妻が殺害されたときも血まみれでそばに落ちており、四季は裁判でも「ミチル」が両親を殺したと主張し続け、心身喪失で無罪に。
結局、室内から犯人の手掛かりはつかめません。一方、〈デボラ〉の通信システムの障害は復旧せず、外部との連絡は取れないままでした。〈デボラ〉から別の管理システムに切り替えることを勧める萌絵に、山根は切り替え時にセキュリティーが停止するのは建物内の犯人を野放しにしてしまうことになりリスクが大きすぎる、研究データ流失の危険もあると頑なに拒否します。殺された新藤(冨家規政)のメールから明日に取材の予定があることがわかったため、その取材記者がやって来る朝10時の船を待って警察に連絡する方針に。

【承】ドラマ「すべてがFになる」6話のあらすじ2

翌日。研究所で一夜を明かした萌絵と犀川は、朝6時に山根の自室に呼ばれます。昨日とは一転して、外部と連絡を取るため〈デボラ〉から別システムへの切り替えを朝8時に行うことに決めたと言う山根が解せない萌絵。そこへ、一晩戻ってこなかった二人を心配して、助教の国枝(水沢エレナ)と大学院生の浜中深志(岡山天音)が研究所を訪ねてきます。犀川は二人に、メンバー全員で10時の船で島を離れるよう指示を出します。
その後、四季の遺体が部屋から出てきたときの監視カメラの映像を調べていた萌絵と犀川は、遺体が出てきたときは「B1(地下)」になっていたエレベーターの階数表示が、〈デボラ〉の強制再起動の後では「R(屋上)」になっていることに気づきます。しかし犯人の姿は監視カメラには一切映っていません。ちょうどそのとき、〈デボラ〉から別システムへの切り替えが実行されます。時間は予定の8時からだいぶ遅れた9時半でした。無事切り替えが済み、萌絵と犀川が望月(柳憂怜)や長谷部(寿大聡)とともに警察へ連絡をしていると、島田(山田真歩)の悲鳴が聞こえます。4人が駆けつけると、1階の自室で山根が背中を刺されて死んでいました。
県警の鵜飼(戸次重幸)らが到着した後、ふと壁の時計と〈デボラ〉の時報に合わせて時刻をセットした自分の腕時計とを見比べ1分ずれていることに気づいた犀川は、四季の遺体が出てくるタイミングで時計が1分遅れるように〈デボラ〉がプログラミングされていて、これにより重なった1分間の監視カメラの映像が上書きされ、犯人は監視カメラに映らずに部屋から出たのだと推測します。システムの切り替えにより正しい時刻に戻ったことで、腕時計とのずれが生じたのでした。しかしまだ、犯人がどうやって室内に入ったのかがわからないと言う萌絵に、「あの部屋に入ることなんてできない、方法はもはや一つしかない」という犀川の言葉を聞き、答えのわかった萌絵は涙を流します。研究員や県警の鵜飼(戸次重幸)らがどういうことかと訊ねようとしたとき、PCに四季からのメッセージが。

【転】ドラマ「すべてがFになる」6話のあらすじ3

四季にオンライン会議室に呼ばれた萌絵と犀川は、バーチャル空間で四季と対面します。15年前、四季は叔父である新藤の子供を身ごもったことで両親と口論になりますが、ナイフを握ったものの動けなかった四季の手を取って両親を刺したのは新藤でした。四季は医師であった新藤の手を借りてあの部屋で娘を産み、14歳になったら両親である新藤と四季を殺すよう教え込んだと話します。そうすることが最も美しいプログラムだったと言い、その計画に合わせて〈デボラ〉の誤作動を設計に組み込んでいたのでした。直接会って話したいと言う犀川に「いつかまたあなたのところに行きます」という言葉を残し、四季との通信は途絶えます。リアル空間に戻った犀川は、犯人のところに行くと言って駆け出し、未来のいるゲストルームへ。しかし部屋はもぬけの殻でした。犀川が10時の船に乗って帰った国枝に電話を掛けると、同じ船に研究所の人間だと話す女性が一人乗っていたと言いますが、すでに船は港に着き、下船した後でした。
本物の未来はアメリカにいることが警察によって確認され、鵜飼たちは犀川に解説を求めます。未来になりすましたのは四季の娘だったと言う萌絵の話に、娘の存在に驚く鵜飼たち。犀川は15年間誰も部屋に入った形跡がない以上、あの部屋の中で生まれた以外考えられない、ロボットは子供の見守りのために作られ、部屋にあったぬいぐるみやブロックも子供がいた痕跡になると説明しますが、未来になりすましたのは娘ではなく四季本人だったと主張します。
犀川の仮説はこうでした。当初は四季が娘に殺されるはずが、四季と違って天才ではなかった娘は四季の思想を理解できず計画を実行できなかったため四季が娘を殺して外に出ることに。遺体の手足が切断された本当の理由は指紋を隠すため、遺体を〈P-1〉に乗せて廊下を走らせたのは前室にいた人たちを引き付けてその隙にエレベーターに乗るためでした。未来の格好をした四季は〈デボラ〉の時計をずらして作った空白の1分間にエレベーターで屋上に上がってヘリの到着を待ち、ヘリが戻ってきたら後部座席に乗り込んで新藤を刺したのです。萌絵たちが最初に屋上で未来を迎えたとき、すでに新藤は刺されていたのでした。娘の存在を知る新藤は、四季のコントロール下でいつかこうなることを覚悟しており、萌絵たちに助けを求めはしなかったのです。
翌日10時の船で島を脱出できるよう、新藤に取材の約束をさせていた四季ですが、〈デボラ〉の時計が1分ずれている可能性に気づいた山根が、それを確認するために急遽〈デボラ〉から別システムへの切り替えを決めたことに感づき、山根を殺害。10時の船に乗る前に警察が到着することのないよう、四季は山根になりすまして8時の予定だった切り替え時間を9時半にする指示を出します。そして切り替えで館内の機能が停止している間に研究所から外に出て、船に乗ったのでした。

【結】ドラマ「すべてがFになる」6話のあらすじ4

10日後。大学の図書館にいた犀川の前に四季が現れます。四季ではなく娘が遺体となったのは、計画に耐えられなくなった娘が自殺したからではないかと問う犀川ですが、四季は自分が殺したと否定します。人の死に何の感情もないと言う四季。犀川は警察に通報しようとしますが、四季はこのあと自分は犀川を尾行している警察に捕まるはずだと言います。尾行されていたことを知らず驚く犀川。図書館の窓から去っていく四季を見送っていると、四季を取り囲む警察官らしき男性たちの姿が見えます。
研究室に戻ると萌絵が来ていました。今日は四季が名古屋にいるとの情報で犀川についている尾行がいないから捷輔(吉田鋼太郎)から犀川に会っていいと許可が出たという萌絵の話を聞いて、四季に騙されたことに気づき笑ってしまう犀川。萌絵は四季の言葉「すべてがFになったら」のFの問題が解けたと言います。16進法では15はFで表され、〈デボラ〉では起動からFFFF時間後、10進法に直すと65535時間後に誤作動を起こすように設定されていたのでした。それだけではなく、四季が娘に自由=FREEをプレゼントするという意味合いもあったのではないかという萌絵の仮説を犀川も支持するのでした。

すべてがFになるの全話ネタバレあらすじ結末まとめ